2012年7月29日日曜日

太陽電池とソーラーモーターでサーバを冷やす

このところ猛暑が続き、サーバのボード温度は73度まで上昇。ここまで上がるとさすがに無視できない。
SV35V2はファンレス仕様。本体ケースはメッシュになっており、放熱している。HDDではなくSSDで構築しているが、さすがに夏場は室内温度の上昇で、無理があるようだ。

前々から気になっていた工作用の太陽電池とソーラーモーターを使って、一番温度の上がる時間帯の温度を下げたい。

太陽電池は 1.5V 500mA のタイプを10枚、4枚直列 + 3枚直列 + 3枚直列を並列でつないだ。実は初めはそれほど枚数が必要になるとは思っていなかった。太陽電池の設置は家の中から西窓に向かって置く。太陽電池は1枚220円で購入。


初めの実験では、4枚直列を室内で試してみたが、しっかりと太陽光が当たらないと回らない。室内から太陽光が当たった状態で、電圧1.1V。電流は測れるテスターが手持ちにないので不明だが、かなり低い値になっているようだ。

ソーラーモーターはタミヤで中身はマブチのRF-500TBを使用しているようだ、0.5V 0.025A で回転数 380rpm、1.5V 0.03A で回転数 1280rpm で動作可能。通常のマブチモーターだと1.5V 0.5A ないと動作しないだろう。値段は745円とちょっと高い。


電源ケーブルは廃材を利用した、西側の部屋からサーバのあるウォークインクローゼットまでは、使用していないTVコンセント経由で送電する。直接接続して動作確認してから、TVコンセント経由でつないでみたのだが、動かない、、、。

すっかり忘れていたのがフィルタの存在。これがあるとTV側からの電圧がカットされる、CSやBSの衛星対応ジャックの場合は通電するようになっている。


フィルタを衛星対応に取り換えればいいのだが、太陽電池とソーラーモータで予算がなくなってしまったので、見た目は悪いがフィルタを外して直結した。どうせ机の裏側で見えないので気にならない。



モーターには8cmのプロペラ(52円)を取付、台座は3.5インチのFDDケース(いまとなってはめずらしいのかも)を使用した。


西日の当たる時間帯は、さすがに勢いよく回転している。さすがに10枚を3並列したおかげで、太陽があたらない朝8時台からゆっくりと回転し始める。西日の当たる時間なら、もう一台モーターを回せそうだ。あと、網戸を外せばさらに効率がいいだろう。



気になる温度は下のような結果に。

ボード温度は73度から10度ほどさがり、CPUは20度さがっている。小さなファン1つで効果は絶大、日差しが強いほど回転数が上がるので効率はいいけど、初期投資が高いのと、夜間はやはり温度が上昇(昼間ほどではないが)するので、やっぱりUSBファンのほうがいいのかな。

ちなみにUSBファンは1ヶ月間で30円ほどの電気料金。もとを取るには2台分(本体含む)で概算4年かかる計算。夏場だけファンを回すことを考えれば、やっぱりUSBファンのほうがいいのかも。今回は勉強代ということで。


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