2012年8月30日木曜日

Shuttle XS35V2、BIOSアップデートで自動電源投入が可能に


自宅サーバとして使用している日本Shuttle XS35V2。購入時は停電したときなどに、電源が自動復帰しない。最新のBIOSをアップデートすることにより、電源自動投入が可能に。

アップデートは簡単である、Shuttleのウェブページにツールも一緒にダウンロードできる。今回はDOSでのアップデートを行う、必要なものは下記。
  1. USBフロッピードライブ
  2. フロッピーディスク
  3. BIOSアップデートファイル
1.は近所のショップでは見かけなくなった。自分はコンプマートにて1700円で購入したが、いまも Amazon などで、送料込みでも2000円前後で購入可能。


2.もあまり見かけなくなったが、きっと専門店ならまだ置いているだろう。

3.はShuttleのウェブページよりダウンロード。

Shuttle XS35V2 BIOS のアップデート

まずは、最新のBIOSアップデートファイルをShuttleのウェブページからダウンロードする、現時点では「XS35V200.104」が最新。「1.Add "Restore on AC Power Loss" function.」と、自動電源投入の項目が書かれている。


ダウンロードしたファイルを解凍すると、3つのファイルが確認できる。


次に起動用FD(フロッピーディスク)を準備する、FDは起動用としてフォーマットしておく。このとき作成されるファイルで、"COMMAND.COM", "IO.SYS", "MSDOS.SYS" 以外のファイルは不要になるので削除。

この起動用FDの中に、さきほどダウンロードして3つのファイルをコピーする。


BIOSのアップデートを開始する前に、現在のBIOS設定状況(バージョン)を確認しておく。BIOSメニューは起動時に"Delete"でメニューが開く。
とくにSATAの設定などは、後々トラブルの原因になるので必ず確認。当方BIOSバージョンは、1.01、SATAのモードは、AHCIとなっている。


BIOSの設定で、USBを優先起動とし、さきほど作成したFDから起動、"FLASH.BAT" を実行する。
アップデートが完了すると自動で再起動する、かんたん簡単。


再起動後、BIOSメニューを起動。BIOSバージョンが上がっていることを確認する。



ほとんどの場合は、ここでBIOSがデフォルト値に戻っているが、マニュアルにそって念のためデフォルト値のロードを行う。


再起動後、再びBIOSメニューを開き、設定を書き換え前の値にする。


「Advanced」メニュー内に、"Restore on AC Power Loss" が追加されているので、値を "Power On" にする。これで停電時などに自動で電源が復帰するはずである。



BIOSを保存後に確認のため、一度電源を抜き挿ししてみる。
...無事起動、CentOSが起動しました。めでたしめでたし。