2012年10月11日木曜日

Googleマップの「オフライン機能」と「事前キャッシュ」について

Android端末でGoogleマップやナビは非常に便利。最近販売されたNexus 7 などWiFiオンリーの端末や、MVNOの低速通信での利用者は、マップのキャッシュをとっておけば、十分に活用できる。

しかし、Googleが提供している「Googleマップ」アプリは、バージョンによってキャッシュの仕様が異なる。

Googleマップのオフライン機能(バージョン6.9以降)


新バージョン(6.9以降)では、キャッシュ(オフライン機能)について日本は非対応となってしまったようだ。たぶんゼンリンの地図を利用しているからかもしれない。
日本以外の地域、たとえば米国などは問題なく「オフライン機能」が利用できる。


試しに日本でオフライン機能を使用すると、下のようになる。
「メニュー」より「オフラインで使用する」にチェックを入れ、マップを表示。赤く「ここではオフラインマップは利用できません」と表示されてしまう。




Googleマップの旧バージョン(6.8.x)では、マップのキャッシュが現段階では利用できる。

Googleマップのアプリは初めからインストールされており、アンインストールはできないが、アップデートのアンインストールは可能。そのあとバージョン6.8.x の.apkをインストールしたらいいのだ。
自分はGmailで受信バージョン6.8.x の.apkファイルを添付して、インストールを行った。

バージョン6.8.x については、当然 Google Play では提供されていない。ダウンロード、インストールについては自己責任で!


無事にインストールが出来たとして、次に事前キャッシュの方法を確認。


Googleマップの事前キャッシュ(バージョン6.8.x)

事前キャッシュを利用するには、まず Labs で「地図の事前キャッシュ」を有効にする必要がある。
本体の「メニュー」ボタン -> 「設定」 -> 「Labs」を開き、「地図の事前キャッシュ」のチェックボックスをONにする。




これで事前キャッシュが可能となる、まずは事前キャッシュしたいマップの中心をタップし、表示された住所をタップ、「地図を事前キャッシュ」を選択する。




キャッシュは指定したポイント周辺の16Kmが範囲となる。

GoogleMapsの事前キャッシュ


事前キャッシュが成功すると、16Kmの範囲が表示された状態となる。

GoogleMapsの事前キャッシュ



事前キャッシュの管理は、本体のメニューボタンより、「設定」->「キャッシュ」->「事前キャッシュ済み地図」で、削除や名前を付けられる。



なお、キャッシュはバージョン6.8.x の場合10件まで、バージョン6.9以降のオフライン機能では6件までの仕様となっている。

Googleマップは便利で操作性もいい、最新バージョンのオフライン機能をぜひ日本対応にしてほしい。


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