携帯電話キャリア(Docomo、ソフトバンク、au)のデータ通信プランは、一部のヘビーユーザのために高額な通信料金となっているように思われる。自分は動画をみたり、大量のパケット通信を行うようなことはないので、携帯電話キャリアの料金形態に納得できない。
データ通信は主にメール、ウェブ、たまに地図(ナビ)を使う程度なら、MVNO(仮想移動体通信事業者)がいいと考える。
いまMVNO市場は激化している、各MVNOは次々に新プランを出している。
自分に一番最適なプランはどれなのか?これだけ増えると決めてがほしいところ。
ここで現在までの格安SIM(1000円以下)を確認。
月額1000円以下で使えるデータ専用SIMで、以下のものを比較してみた。
この表は2012年10月時点での情報で、変更等があるかもしれないので注意してほしい。
追記:上記情報は古いため、下記ブログの情報を参考としてほしい(2013/5/12)
通信速度でみると150Kbpsの「b-mobile SIM イオン専用」が早いのだが、これはベストエフォードであり実際の速度(実測値)ではない。
ほとんどの通信業者は、ドコモの回線使用権を利用しており、現状早いMVNOでも永続的に早いとは限らない、利用者数によって帯域幅が変動することもあるので注意。
いま現在、「IIJmio 高速モバイル/D」と「DTI ServersMan SIM 3G 100」の2枚を契約している。2契約でも運用コストは月額 1500円以下である。
以前もレビューしたが、現在契約している2社の現状の実測値を公開。
「IIJmio 高速モバイル/D」
2012.10 の実測値。下り速度 200Kbps 出ている、通信速度が比較的安定しており、100Kbps以下になることが少ないため、十分な帯域があると思われる。
このプランのデメリットは、チャージしたクーポンの切替ができないこと。でもチャージしないで200Kbps出ていれば、まったく問題なく使える。いままで契約したMVNOで、一番満足度が高い。
契約中のレンジ(下り速度)は 96Kbps~206Kbps
「DTI ServersMan SIM 3G 100」
月額490円と破格のプランで登場したDTI、2012.10 の実測値は下のようになった。ユーザ数が増えてきているせいか、最近速度が安定しない。
契約中のレンジ(下り速度)は 76Kbps 41Kbps~128Kbps
「旧イオンSIM Aプラン(100Kbps)」
通称イオンSIM で話題となり、MVNOの火付け役存在だった。2012/10/1より150Kbpsに増速されている(Amazonの「スマートSIM 980 Turbo」と同様のプランである)。
下は契約時(2011.11)の実測値。
当時、契約中のレンジ(下り速度)は 41Kbps~86Kbps
当時の感想として、時間帯によって速度が変動する。とくに利用率の高い時間帯やエリアでは変動が大きく、ユーザ数に対しての帯域が少ないと思われる。新プランの実測値が高速なら、チャージ切替もできるので魅力がある。
増速しても現状と変わらなければ、単純に1.5倍して 60Kbps~130Kbpsと、他社に比べ、さほど魅力のある速度とは言えない。
Skypeでの利用
Skypeの音声通話だが、IIJmioは問題なく通話可能。レスポンスや品質もよく、携帯電話のように使える。以前LINEも利用したが、こちらも問題なく通話できた。IIJmioは、他の方のレビューをみても、050PlusやLINEも問題ないようだ。
DTIは通話可能なときもあるが、基本的に途切れてしまうことが多い。b-mobileも同様に通話は厳しいようだ。
契約はしていないが、最近ちょっと注目しているのは「楽天ブロードバンド LTE」。
初めから200MB分の高速通信が可能で、DTIで2回チャージした料金と比較しても安い。契約時の手数料は高いが、毎月200MBチャージの場合は事実上、現在一番安いMVNO。
実測値が気になるところだ。
今回は格安SIM(1000円以下)を比較したのだが、2000円~3000円クラスのプランはさらに多岐にわたっている。ユーザ数も増えてきており、今後は質のいいサービスが契約者数に結びつくのではないだろうか。
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