外部からPCを起動させて、リモート接続する方法はいろいろな方法がある。
自分の環境下では、自宅にCentOSサーバがあるので、そこへSSHでログインして、ポートフォワードでSSHトンネリングをはってから、CentOSからマジックパケットを投げている。
ただ、場合によってはマジックパケットを直接ルータ超えさせたいケースもあるだろう。
もちろんセキュリティ的には低下するのだが、これがWANでも実際使用しているところは多い。
今回は自宅で使用している、家庭用のバッファロー製のルータ「WHP-HP-G54」で実験してみた。
まずは、LAN環境にてWOLでPCが起動できる状態であることは確認してほしい。
ルータの設定は、アドレス変換「NAT」で設定。最近のバッファロー製ルータは、なぜか「ゲーム」カテゴリになっているので解りにくい。そういうの、やめてほしいなぁ~。
ポート番号などの設定は、各WOLのソフトなどの設定に従う。
マジック・パケット送信に使用するソフトウェアの中には、ブロードキャストだけでなく、IPアドレスによるあて先指定が可能なものもある。
しかし、ルータが一時的にしかARPを保持していないため、初めはうまく処理できていても、2回目以降失敗してしまうことがある。そのためパケットは、ブロードキャストで流しこむ必要があるのだ。
なので、宛先アドレスの末尾は255となる。
動くかどうかの確認だけでは、パケットの流れがわからない。フリーのパケット監視ツール「Wireshark」で、LAN側のパケットの流れを見ていたのだが、どうもLAN側にパケットが流れてこない。
結果として、バッファローのルータはマジックパケットを通さない仕様となっているようだ。残念。
ちなみに家庭用ルータでは、NECとヤマハのルータではマジックパケットが通過した。モデルによって出来ないものもあるかもしれないが、メーカーごとの仕様の依存性が高いのではないだろうか。
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