2012年11月5日月曜日

エアータッチで車の擦り傷を補修

先週車(ウィッシュ)をドラム缶で擦ってしまった(なんでこんなところに?)。でも相手がドラム缶でよかった、不幸中の幸いと思うことにした。

箇所は右後ろフェンダー部、以下のような状況。
3箇所にわたって傷が入っているので、修理代も高いだろう。そんなお金はないので、フェンダーの補修を自分でしてみた。

フェンダーの補修




早速カーショップで以下のものを揃えた、ひとつひとつはそれほど高くないのだが、結局4千円以上かかってしまった。

車の擦りキズ補修セット


ウィッシュのボディカラーはホワイトパール。タッチアップなどにはカラーナンバーなるものが記載されており、車種や年式によって色が異なる。通常は車体番号付近にカラーナンバーが記載されているのだが、わからないときは直接ディラーに問い合わせるといい。

自分のウィッシュは2003年式で、カラーナンバーは "070" であった。


このタッチアップを「エアータッチ」なる商品に取り付けて、エアーブラシのようにペイント出来る。



まずは下地処理。バリなどがある場合は、カッターなどで剃り落とし、水を付けながらヤスリで表面を削る。SOFT99の「サンドキューブ」は4種類のヤスリがひとつになっており、使いやすい。

フェンダーの補修

凹凸ができないよう、表面を処理する。最後に一番細かいヤスリで、削り痕を目立たなく処理する。

これだけでも結構綺麗になるのだが、表面が乾燥すると傷が目立つ。

この時点で溝などがある場合は、パテで埋める。パテは太陽光をあてると固まる「光硬化パテ」という製品がある。パテで埋めた後はもう一度ヤスリをかける。

フェンダーの補修


次に「シリコンオフ」で、塗装面の油分を取り除く。スプレーをして乾拭き作業を行う。塗装前には必ず行う。

フェンダーの補修シリコンオフ



いよいよ塗装作業。タッチアップは予めよく振っておく。

キャップを外して、エアータッチに装着。装着後は振ってはならない。エアータッチの空箱は、タッチアップの筆を立てられるようになっている。




とりあえずマニュアル通りに、新聞に試し塗りを。出始めは色が薄い、振りが足らなかったかも。

なお、説明には「マスキングの必要はない」ようなことが書かれているが、実際外での作業では、ちょっとした風で、他の箇所まで色が付いてしまうため、マスキングは必要だ。





距離と速度に注意しながらフェンダーに吹き付ける・・・早速失敗してしまったようだ。
山口もえサンがCMでやっているようにはいかない。写真のように液ダレ状態となってしまった

エアータッチやり直し



失敗した時に使うアイテムがコレ、やり直しスプレー。

これをスプレーすると、失敗した塗装を拭き取ることができる。拭き取りは、糸くずがでないウエスなどを使用する。



エアータッチやり直し


2回目、吹付けを少量で、乾燥させながら何度も作業を繰り返す。吹きつけては5分乾かしを繰り返す。
また、一箇所に集中して吹き付けると、その箇所だけ目立ってしまうため、ある程度広範囲に広げて吹き付ける。

フェンダーの塗装(エアータッチ)

出来栄えはご覧のとおり、塗装が終わったら最後に「仕上げスプレー」を吹き付ける。これを使うと境界がわかりにくくなり、自然な仕上がりとなる。






自分で補修したとは思えないほど綺麗になった。ただ、若干ヤスリで削った箇所に窪みがあり、ここはパテで埋めていれば完璧だったかもしれない。水にぬれていると窪みもわかりにくかったので、次は気をつけよう。

フェンダーの塗装を自分でする(エアータッチ)

でも4千円ちょいでここまで直ったら十分かな、ジコ満足。

<追記>
作業時間は4時間でした、塗装の乾燥時間が結構かかりました。